ブログ担当です。
今回は(株)CuboRex 様のコラボレーションで実現した試作型『CuBase 』についてご紹介いたします。
今回は試作品として、最近販売したKM-1Sシリーズの中の『KM-1S-M4625』を使用して頂いています。
導入をご検討の方のご参考になりましたら幸いです。
もくじ
コラボレーションのきっかけ
弊社と(株)CuboRex代表の寺嶋瑞仁様とは数年前からTwitterで交流させて頂いており、お互いの事業については事前に認識がありました。
今回たまたま弊社のある『けいはんなオープンイノベーションセンター』にお越し頂けることになり、そこで今回のコラボレーションが実現することとなりました。
(株)CuboRex様の事業について
あらゆるものをスマートに移動させる
Cutting the path through the unknown
ABOUT CuboRex
株式会社CuboRexは,「道なき未知を切り拓く」をMISSIONとして掲げ,
スマートモビリティから農業用ロボットまで幅広く研究開発を行っている
ハードウェアスタートアップです.
※(株)CuboRex様公式HPより引用
弊社の企業理念であるQuick and Easy Robot for Everyoneの誰でも素早く簡単にロボットを作れるという点と、(株)CuboRex様のあらゆるものをスマートに移動させるという点には共通する点がありました。
お互いのニーズを KeiganMotorでつなげられるのではないか? との発想から、(株)CuboRex様のプロジェクトの1つである クローラー動力ユニット CuBase とのコラボレーションが実現しました。
外部入力から一体型へ
以下は、(株)CuboRex 様が弊社にお越し頂いた際の記念写真です。
この時の CuBase には以下のような外部コントローラーが付いていました。
アルミフレーム兄弟 pic.twitter.com/CZxefQi3qL
— けけず (@a_k_a_kazu) 2019年7月18日
実際に(株)CuboRex 様に取り付け頂いている段階が以下になります。
バッテリーも含め、フレーム周辺にイイ感じにフィットしています!
keigan motor & HAX Tokyo バッテリー完全内蔵クローラユニットができあがろうとしてる・・・!やばいな pic.twitter.com/93Dq1eRFnZ
— けけず (@a_k_a_kazu) 2019年9月17日
これに KeiganMotor モーターモジュール®を取付けたタイアップ品が以下になります。
無線操作により完全に手離れし、コントローラーを持ち続ける必要がなくなりました。
完全にスマホ操作で #CuBase が操作できるようになった
CuBase 車体内部に #keiganmotor とモバイルバッテリー,コントローラー部を格納しきれてしまった
結果クローラモジュール単独でスマホで遠隔操作可能にプログラミング次第ではもろもろの自動操作とかも余裕
夢にまでみたクローラモジュールだ!! pic.twitter.com/0ctNqY0X4T— 寺嶋瑞仁@テラボ,葛飾区 (@simakaze01) 2019年9月19日
課題と解決
以前は、以下のような課題がありました。
■モーターを取付けた後、それを動かすための準備が必要
複雑な動作をさせるには制御する装置が必要
■移動する製品のため、その距離に操作側が制限されやすい
※有線の場合、移動距離に限界がある等
■専用品の場合、色々な準備に費用が掛かる
※検討結果不採用となった場合の出費が大きい
これらの課題解決に上手くマッチしたのがKeiganMotorモーターモジュール®でした。
【KM-1Sのメリット】
KeiganMotor KM-1Sシリーズには3種類のモーターがあり、用途に応じ様々なパターンをお選びいただけます。
今回は中サイズのモーターであるKeiganMotor (KM-1S-M4625)が選択されました。
選ばれた理由は以下の通りです。
●レイアウト上、大サイズおよびKM-1Uでは取付できない。
●小サイズではパワーが足りない。
これにより、小さな隙間に取付ができる中サイズが採用されました。
※弊社取付図。
モーターとコントローラーが分かれており、更にコンパクトであるため、スペースが限られた製品にも簡単に取付してモジュール化(ロボット化)が可能です。
弊社でも実際に動かすことができました!!
KeiganMotorモーターモジュール®によるメリット
KeiganMotorモーターモジュール®によるメリットはコンパクトなだけではありません。
ロボット化する前だけでなく、ロボット化した後にも様々なメリットが存在します。
【1:アプリケーションから操作ができる】
1つはやはり専用アプリKeiganCoreによる遠隔操作です。
Bluetooth Low Energy (BLE:ブルートゥース)でのテザリングにより、無線でKeiganMotorを同期させることができ、あとはスマートフォンで動きを指定するだけ。
特別な機器も必要なく、普段お使いのスマートフォンさえあればすぐにロボットを動かすことができます。
動作を記録・クラウドで共有・同じ動作をコピーする事なども可能なため、一度プログラムが準備できれば思い通りの動きを記憶させて動作できることになりました。
【2:特別な機器は一切不要】
KeiganMotorの電源は汎用性のあるモバイルバッテリーから供給が可能です。
まとめ
前回のメカトロウィーゴや今回のように実際にお役立ちして新しいことができるというのは弊社としても本当に嬉しく、ありがたく思います。
今後も様々なニーズにご対応できるよう努力してまいりますので、引き続き株式会社Keiganをどうぞよろしくお願いします。
改めまして、今回貴重な機会を頂いた(株)CuboRex様、本当にありがとうございました!!