こんにちは、広報担当です。
2019年7月28日に開催されたWonderFestival 2019 夏(ワンダーフェスティバル 通称:ワンフェス)へ、株式会社Keiganも出展側として参加させていただきました!
本イベントのレポートを以下に記載いたします!

■ワンダーフェスティバルとは?


ワンダーフェスティバル(通称:ワンフェス、WF)は世界最大のガレージキットのイベントです。(Wikipediaより一部引用)
個人・企業、国内・国外問わず多くの参加者が集まり、お互いの作品をアピールしたり新たな取引や出会いのきっかけを作ったりします。

株式会社Keiganとのきっかけ

元々は秋葉原工作室様の御縁からTwitter上で交流がありました。
ある時Twitter上での交流以外に【お互いの技術を持ち寄って何か作れないか】といった話になりました。

そこで木村鋳造所様がメカトロウィーゴの本体を発泡スチロールで作成、株式会社Keiganがそれを動かすモーター部分を製造。
2019年5月に行われた「MaikerFaireKyoto 2019」(メイカーフェア京都)でそれが実現いたしました。

そして今回のワンフェスにおいて御縁のきっかけとなった秋葉原工作室様のスペース一角をお借りすることができ、1/2うごくメカトロウィーゴを展示させていただく事になりました。

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■1/2うごくメカトロウィーゴとは?

メカトロウィーゴとは、モデリズム 小林和史様監修の大人気ホビーです。
株式会社ハセガワ様からは組み立てやすいプラモデルも販売されており、デザインは漫画家のあらいけいいち様が御担当され、アニメ化もされています。

 

様々なオプションパーツが販売されており自分好みのメカトロウィーゴにカスタマイズできるのが醍醐味で、イベント来場者の中には自作のメカトロウィーゴと共に写真を撮られる方も多々見受けられました。

1/2動くメカトロウィーゴはその名の通り、原作の設定サイズのちょうど半分のサイズであることを表しています。
※上図の通り、会場でも存在感はバツグンです

【Twitter】
・秋葉原工作室様:https://twitter.com/akihabarakousak
・木村鋳造所様 :https://twitter.com/KimuraFoundry
・小林和史 様 ;https://twitter.com/kobax27

 

■イベント展示

イベント当日は台風が接近していたこともあり朝から大雨でしたが、午後からはそれが嘘のように晴れ渡った快晴になりました。
株式会社Keiganからは2名が来場し、会場の熱気に圧倒されつつセッティング準備を行いました。

隣はウィーゴ専用の武器…ではなく木村鋳造所様の作品

■イベント開始

イベント開始から少し経った後、徐々に参加者の方々がその存在感に気づいてご来訪されました。

・スマートフォンで写真・動画を撮られる方。
・集合場所として大きなメカトロウィーゴのある場所と指定してくださる方。
・実際にコントローラーを触ってウィーゴの動きを体験されるお子様。

以上のように皆様色々な方法でメカトロウィーゴを楽しんでおられるようでした。
ワンフェスでは製品販売も行われますが、今回株式会社Keiganは展示のみでした。

しかしながら、参加者の中には次回のワンフェスでロボットを動かしたいのでKeiganMotorモーターモジュール®について詳しく教えてほしいというクリエイターの方もおられ、そのような方や技術者・研究者の方は弊社製品説明に真剣に耳を傾けて下さいました。

熱心にKeiganMotorの話を聞いて下さっている来訪者様

会場では動く展示物も多々ありましたが、複雑な動きを自由に制御でき・静かで・長持ちし・一般的なUSBバッテリーで使用できるという点は唯一無二の存在として、多くの方に知っていただけたのではないかと感じます。

■メカトロウィーゴを動かす仕組み

それでは、実際にメカトロウィーゴがどのように動いていたのかを解説させて頂きます。
まずメカトロウィーゴを動かすために、メカトロウィーゴの右肩・左肩・テーブル部分の計3箇所にKeiganMotor KM-1Uを取付けます。

これらには“減速機”と呼ばれるモーターの速度を制御する装置を取付け、それにより安全性・機能性を考慮した速度を保持できるよう設計しました。

次に、実際にメカトロウィーゴを動かすためのコントローラーについてです。
コントローラーはメカトロウィーゴ内部にあるモーターと同じ数(3個)を用意し、写真のように重ねて使用します。

このコントローラーはメカトロウィーゴ本体にあるKeiganMotor KM-1Uが1個と、両肩はコントローラーと分離(セパレート)された新しい製品のKeiganMotor KM-1Sが採用されておりそれぞれが1個ずつ動きを管理しています。

このコントローラーで与えた動きをメカトロウィーゴ内部にあるモーターに同じように伝えることで、コントローラーによるメカトロウィーゴの制御を可能としています。
※この機能は【リンケージ機能】と呼ばれています。

KeiganMotor KM-1U同士でなく、KM-1U⇔KM-1Sといった別機種同士をつなぐことも可能です。
この互換性の高さもKeiganMotorの魅力の1つです。

■Bluetoothによる無線接続

本体とコントローラーは無線による通信を行っているため有線で接続する必要性がありません
おおよそ30m以内であれば通信が可能ですので、ちょっとした遠隔操作やご家庭での使用にも最適です。

 

※電波の届かない地下や山頂等でも、USBバッテリーさえあればすぐに使用することができますが、無線が混線するイベント会場等では適用範囲が狭まる可能性があります。

■コストパフォーマンス抜群の消費電力

メカトロウィーゴの内部にKeiganMotorが3個、コントローラー部にKeiganMotorが3個使用されていることは先ほどご説明いたしました。
KeiganMotorはUSBバッテリーから電力供給して操作できますが、その消費電力のコストパフォーマンスの良さも自慢です。

以下は、イベント当日に稼働した時間と消費された電力量です。

使用したバッテリー容量【22000mAH】 ※【1】【2】で1個ずつ
【1】メカトロウィーゴ本体3個
   9時間連続稼働、モーター3個分でバッテリ―消費量25%~49%
【2】コントローラー3個
   9時間連続稼働、モーター3個分でバッテリ―消費量25%未満


1個のモーターモジュール®の電源を1つのバッテリーで担っていたにも関わらずバッテリーは両方とも50%以上の残量を残しておりました。

単体使用の場合、また常時使用しない場合であれば、いかに長期間持続させられるかがお判りいただけるかと思います。

持ち運びが簡単で高パフォーマンスを出せ、更に巨大な造形物も自由に動かせる多様性を実現しています。

■無音で静かなブラシレスモーター

皆様が一般的にイメージするロボットの動きとは、動くときに機械同士が擦れるような音を出すものをイメージされるのではないでしょうか。(ガシャーン、ギュイーン等)
KeiganMotor モーターモジュール®はこういった音は出せませんが、その分消音性に長けたブラシレスモーターを採用しておりほとんど音を出しません

音は集合住宅などでは深夜・早朝の騒音トラブルに発展し、時間帯で使用を控えるよう注意されるケースも存在します。
そのためKeiganMotor モーターモジュール®のような無音に近い静かな音というのは現代社会において非常に多くのメリットを持っています。

イヤホン・ヘッドホン・耳栓等の需要が一定数あることからも、この音の重要性をご理解いただけるのではと思います。
音を後から追加することは比較的簡単ですが、音を後から消すことは非常に手間がかかります。

■多様性に富んだKeiganMotor モーターモジュール®

操作性が良い・燃費が良い・音が静かというこの3点は、ワンフェスのような大型イベントでも大きな成果を発揮します。
イベント会場では電源を借りるだけでも資金がかかりますし、音が大きければ隣接サークルの方々にも迷惑が掛かります。

常に一定の速度で回転させるだけであれば他の安価なモーター製品で事足りますが、このように動きを直接伝えたり無線で遠隔操作したりするのであれば、KeiganMotorを強く推奨いたします。

様々なオプションキットやドリーを想定されている方は KeiganMotor KM-1U
トルクの大きさや用途が具体的に決まっておられる方は KeiganMotor KM-1S を是非ご検討下さい。

その他のラインナップは【こちら】(上記メニューからもお買い求めいただけます)

 

■最後に

ワンダーフェスティバルでは、原作の小林和史様、造形にご協力いただいた木村鋳造所様、今回のスペース配置にご協力いただきコラボのきっかけとなった秋葉原工作室様ほか、多くの方々にご協力いただいたことで大成功を納めることができました。

また、当初KeiganMotorは研究・学問・試作関係での需要が多いと想定していましたが、一個人の方・ホビー関連の方にも多くの需要があることを知れ、我々株式会社Keiganとしても有意義で充実したイベントを過ごすことができました。

課題もたくさん見つかりましたので、これらをより皆様に使いやすい製品を準備していければと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。

 

最後は普通サイズのウィーゴと記念写真