こんにちは。広報担当のSです。
ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。
今日は、「動くメカトロウィーゴができるまで」を紹介します。

 

■なぜ、「動くメカトロウィーゴ」ができたのか。

もともと弊社Keiganは、Twitterを通じて株式会社木村鋳造所さんと仲良くさせて頂いていました。
今年の2月に木村鋳造所の営業担当の方2名が弊社にお越しになられた際、以下の話題が挙がりました。

●5月にあるMakerFaireKyotoでコラボしたい
●何か面白いモノを動かしたい

この話の延長戦上で、メカトロウィーゴを動かしたらどうかと提案して下さったのが木村鋳造所さんでした。

■木村鋳造所さん■
展示物やコンサートの大道具用に発泡スチロールを使って20メートルの大きなモノも作れる企業

 

■株式会社Keigan■
動くモノを素早く作るためのモーターモジュール® KeiganMotorを開発販売する企業

 

■メカトロウィーゴとは?

メカトロウィーゴは、小林和史さんがデザイン・設計された人気のオリジナルロボットです。
木村鋳造所さんと小林さんは、以前秋葉原工作室(塗装やものづくりができる工作室)での交流をきっかけにお知り合いになられていました。
企画当初は「大丈夫かな?できるかな?」という気持ちもありましたが、社内ミーティングでも「是非やってみよう!」という事になり、木村鋳造所さんや小林さんにも快諾いただけたので、実際に制作がスタートしました。

■社内打ち合わせとミーティング

制作にあたっては弊社と木村鋳造所さんでWebミーティングを行いました。
それぞれの担当は以下の通りでした。

■小林さん:3Dデータのご提供
■木村鋳造所さん:3Dデータを元にした設計・担当割り振り・動作の際のネック課題の洗い出し・稼働関節部の仕様決め
※実物では分かりづらいですが、巨大メカトロウィーゴは頭や肩などが取り外すことができます。

■制作工程

【1】設計(木村鋳造所さん
全長80㎝ほどのメカトロウィーゴ本体を制作。
サイズが大きいため、メカトロウィーゴの3Dデータをもとに分割、加工用データを強度などの様々な点を考慮・工夫。

【2】加工(木村鋳造所さん
NC加工機という専用の機械で発泡スチロールを加工。
各部品を組み合わせたあと、サンドペーパーやパテを使って表面処理の上仮組み。

【3】塗装(木村鋳造所さん
仮組みを取り外して塗装。
ウレタンコーティング後、塗料を重ね塗りしていきます。
その後、サンドペーパーなどで表面処理をし、最後にもう一度塗料を吹きつけて完成。
メカトロウィーゴの全身が出来上がりました。
その頃、弊社でもメカトロウィーゴを動かすべく駆動部の準備をしていました。
今回の動くメカトロウィーゴでは、腕を動かしたり全体を水平方向に回転させたりすることができるというコンセプトです。
まず3Dデータを基に、腕などがどのように動くのか設計します。
発泡スチロールの中は部品が入れられるように空洞の部分があります。
そこに、どのようなモーターや部品を入れたらいいか検討し、準備しました。
そしてついに、木村鋳造所さんからメカトロウィーゴが到着しました。

【4】部品取り付け(株式会社Keigan

さっそく部品を入れていきます。
腕の部分は、近々発売予定のKeiganMotorの新機種を内蔵してギアレス(歯車などの減速構造なし)で動かす予定でしたが、実際に動かしてみると力(トルク)が足らず、思うような動きはになりませんでした。
そこで方針変更し、従来のKeiganMotor(KM-1)にギアを付けて対応することにしました。

【5】機能拡張(株式会社Keigan
おしりの部分には別にKeiganMotor(KM-1)を使って取り付けました。
四苦八苦した結果、ついに両肩と全身が動くようになり、更に目はLEDライトでカラフルに光るようになりました。

【6】コントロール設定(株式会社Keigan

最後に、KeiganMotorの特徴である同期制御という機能を実装していきます。
KeiganMotorはスマートフォンや Raspberry pi、micro:bit など様々な環境から動かす事ができます。
今回は KeiganMotor 自体を使ってメカトロウィーゴに組み込まれた KeiganMotor を直接、無線で動かすようファームウェア調整を行いました。

 

見事、無線で動くメカトロウィーゴが完成!!

おおよそ、設計から完成まで1カ月半を費やしました。
動くメカトロウィーゴはMakerFaireKyoto2019(#MFKyoto2019)で展示します。
ぜひ、お越しください!!!